【必聴】吉田美奈子が関わっているおすすめ10曲をプレイリスト!

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吉田美奈子といえば、音楽好きであれば誰しも知っている、日本のミュージシャンズ・ミュージシャン。
その圧倒的な歌唱力と、声量はパワフルで、しかもグルーヴィ。
昔、目黒のライブハウスへ行った時、その妖艶たるオーラ、もう妖女とか、魔女とかそんな次元を越えた存在感にも圧倒された記憶があります。
日本の音楽界で、絶対に外せないトップディーバです。

今回は、吉田美奈子が関わっている曲を、ごった煮的に新旧問わず、10曲セレクトしてみました。
音楽が好きであれば、必ず聴いておくべき10曲になること請け合いです!

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目次

「恋のブギ・ウギ・トレイン」 アン・ルイス


1979年リリース
作詞:吉田美奈子 作曲:山下達郎

作詞は吉田美奈子。コーラスでも参加しています。
アン・ルイスに山下達郎が提供した楽曲ですが、後に自身でもカバーをしています。
曲名の”ブギ・ウギ”からわかる通り、ノリノリのディスコナンバーです。
アン・ルイスの声色は、しっとりとしていて、どこかお姉さま的な艶やかさがあります。
カラッとしているわけではなくて、すこーしウェット。
「クラブ」ではなくて、「ディスコ」という語感がピッタリきます。
情景は、ディスコで最高潮の時間帯を越えたあたり、終盤にさしかかろうかの深い時間帯。
吉田美奈子のコーラスもバックの一流ミュージシャンの演奏も見事ですが、前面に出しゃばっていません。
メインは、あくまでも”イイ女”アン・ルイスです。


「恋は流星」 吉田美奈子


1977年リリース
作詞・作曲:吉田美奈子

吉田美奈子本人の、代表曲です。
共同プロデュースは山下達郎。
私が大好きな曲なので、ご本人の曲ですがセレクトに入れてしまいました。
アルバム「Twilight Zone」に収録のアルバムバージョンと、シングルカットされたA面、B面バージョンと、合計3バージョンが存在します。
どのバージョンも素晴らしく良いです。
ミドルテンポのシティポップの金字塔。
高水健司のベース、大村憲司のギター、村上ポンタ秀一のドラムと、一流のミュージシャンが、ものすごいグルーヴを奏でます。
それに乗る、吉田美奈子の圧倒的なソウルフルなボーカル。
曲のうねり感、ボーカルの奥底からくる声圧感、どこを取ってもグイグイくるグルーヴが最高のの1曲です。


「ONE SURVIVE 」 中島美嘉


2002年リリース
作詞:吉田美奈子 作曲:T2ya

デビューアルバム「TRUE」に収録。
アルバムバージョンとシングルバージョンがあります。
中島美嘉の歌唱力については語るまでもありません。
とても上手いです。
ソブラノの抑揚のある伸びやかな声色は、バラードはもちろん、本作のようなアップテンポのダンスチューンでも素晴らしく上手さを実感できます。
声に表情がある。そんな印象です。
ハウス調のいわゆる四つ打ちリズムの、ポップなメロディー。
中島美嘉のボーカルは、独特のしっとり感があり、ハウス特有の無機質感というのが全くありません。
ハウスなのでグルーヴ感があり、ノリノリなのですが、有機的。
ファンからも人気のある1曲です。


「Like A Queen」 冨田ラボ feat. SOULHEAD


2003年リリース
作詞:吉田美奈子 作曲:冨田恵一

音のおしゃれ番長の冨田ラボです。
音の使い方から曲感、メロディーとどれをとっても冨田ラボは、お洒落でポップです。
夏の終わりとか、秋の情緒が多い冨田ラボですが、本作も同じ季節感が情景で浮かびます。
そして、姉妹デュオのSOULHEADの歌声はカッコいい。
ユニゾンで被る歌声は、姉妹ならではで、見事なハーモニーを紡ぎます。
ポップでハイセンスなんだけど、情緒的。
後半になるにつれ、高揚感のあるブラスがどんどん勢いを増し、上へ上へと突っ走る音使いは、聴き応え十分。
秋の夜長のドライブには、ピッタリはまるノリノリの1曲です。


「SPARKLE」 山下達郎


1982年リリース
作詞:吉田美奈子 作曲:山下達郎

作詞は吉田美奈子。コーラスでも参加。
印象的な山下達郎のギターカッティングで始まる、夏らしい軽快なポップサウンド。
ポップスの王道であり、山下達郎の代表曲です。
収録されているアルバム「FOR YOU」に、吉田美奈子は作詞を4曲提供しています。
この頃は、吉田=山下コンビによる合作が、たくさん作られていますね。
この「SPARKLE」の歌詞は、なんとも浮世的で幻想的な世界観です。
また、バッグミュージシャンの演奏が際立っています。
そして、伸びやかで高いキーを難なく歌い上げる、山下達郎のボーカル。
情景は洒落たオープンカーで、真夏の海岸線を優雅に走り抜けている、そんな感じです。
色褪せることなく、いつまで経っても、夏の定番曲。
いつ聴いても、これから起きるワクワク感を何か感じさせる名曲中の名曲です。


「初恋 HATSUKOI」 角松敏生


1985年リリース
作詞・作曲:角松敏生

吉田美奈子はコーラスで参加。コーラスアレンジも担当しています。
とても豪華な、一流の海外アーティストを結集させての1曲。
切なげなコード使いに特徴のある、リチャード・ティーのピアノ。
スラップ奏法のベース名手、マーカス・ミラー。
そして、吉田美奈子のコーラスはソウルフルです。
超絶プレイでとても、グルーヴィ。
中盤で入る、リチャード・ティー、マーカス・ミラーのソロパートは感動モノです。
リチャード・ティーは、鍵盤を打楽器かのように、叩きまくっています。
それに乗る、爽やかで、少しエコーがかった角松敏生のボーカル。
海、空、夏という情景が浮かぶ、典型的な角松サウンド。
いつ聴いても、ノリノリで聴ける最高の1曲です。


「ラブ・スペイス」 山下達郎


1977年リリース
作詞:吉田美奈子 作曲:山下達郎

アルバム「SPACY」に収録されたのが初出。
その後、ライブアルバム「IT’S A POPPIN’ TIME」(1978年)と、「JOY」(1989年)にも収録。
吉田美奈子は作詞と、「SPACY」、「IT’S A POPPIN’ TIME」ではコーラスでも参加しています。
山下達郎のライブでは、絶対に外せない定番曲。
生セッション感が最高で、特に「IT’S A POPPIN’ TIME」、「JOY」バージョンは日本音楽史の中でもベストライブセッションと言える1曲と思います。
ライブ会場は、共に六本木ピットイン。
「IT’S A POPPIN’ TIME」が1978年、「JOY」が1981年のライブセッションです。
バージョンにより、メンバーは異なるものの今の日本音楽史では外せない、豪華なミュージシャンがバックを演奏しています。
ちなみに、サックスの土岐英史は、土岐麻子のお父さんです。
そして、村上ポンタ秀一のテクニカルで迫力あるドラミングも感動モノ。
いずれにせよ、どのバージョンも演者の息遣いが聴こえる、スゴい名演です。


「ルージュの伝言」 荒井由実


1975年リリース
作詞・作曲:荒井由実

コーラスは、吉田美奈子、山下達郎、大貫妙子と日本音楽界のゴールデントリオです。
編曲は、後の夫である松任谷正隆。
印象的なドラムのフェードインから始まる、「ルージュの伝言」。
とても綺麗なコーラスのハーモニーが、特徴的です。
編曲の松任谷正隆のお洒落は、今も昔も洗練されています。
フルートや、ストリングスの使い方が、私は大好きで、その貴族的でもある洗練さは憧れです。
トレンドとかでなく、伝統的にお洒落という感じがします。
「ルージュの伝言」は、アメリカのオールディーズ風な曲感がありながらも、コテコテのアメリカ、オールディーズではなく、音質も洗練されています。
伝統的で、どこか優雅、貴族的なお洒落を感じさせる1曲。
吉田美奈子のコーラスはもちろん、山下達郎のファルセットのコーラスも絶品です。


「ほうろう」 小坂忠


1975年リリース
作詞・作曲:細野晴臣

小坂忠を知らない方は、多いかもしれせん。
日本ロック界の黎明期に活躍した、重鎮アーティスト。
小坂忠、細野晴臣、松本隆らが結成したエイプリルフールと言うバンドが、系譜としては、はっぴいえんどに繋がっていきます。
その意味で、この「ほうろう」はタイトルアルバムも含めて、エポックな1曲であり、音楽好きな人からは、歴史的名盤、名曲と評されています。
コーラスは山下達郎、吉田美奈子、大貫妙子のゴールデントリオ。
R&B調の一風変わった曲調は、当時では異彩を放っていたと思います。
サビでベースはグッと鳴り響き、ファンキーな様相もみせる1曲。
小坂忠のボーカルは意外にも朴訥としていて、ブルージー。
R&Bなんだけど、純和風。
様々な面からも一風変わった名曲です。


「WALK ON THE WAYS OF LIFE」 矢野顕子


1979年リリース
作詞・作曲:矢野顕子

ライブアルバム「東京は夜の7時」に収録。
吉田美奈子はコーラスで参加。
本曲は、このアルバムにライブセッションとして収録されているのみで、矢野顕子のアルバムには存在しません。
バックの演奏はYMOの面々。
そこにコーラスで、山下達郎と吉田美奈子。
松原正樹のギターは、いぶし銀ごとく、テクニカルで上手です。
セッションとしては、山下達郎の「ラブ・スペイス」と双璧を成す、日本音楽史のベストパフォーマンスの1曲。
中盤より、メンバー紹介と各自ソロパートが展開されますが、これがまた素晴らしく感動モノ。
ライブ会場で聴いているかのように、観客との一体感を感じることが出来ます。
坂本龍一の、ギラついた安っぽい音色のシンセがまた良く、細野晴臣のベースも、静かにウネウネしています。
また高橋幸宏は、本曲でシンセドラムを実験的に使っています。
何度聴いても、体がノリノリになってしまう名演。

↓ 細野晴臣が関わったシティ・ポップはこちら

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