大好きなAOR10選!夜にピッタリの渋いプレイリストをセレクト

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おしゃれで、渋いAOR。
夜の街のドライブにはピッタリはまります。
プレイの技巧が際立っていることも特長で、どの曲も、一流プレーヤーの演奏を堪能することができます。

今日は、まずAORで聴くなら、この10曲!と思ったものを独断でセレクトしました。
飽きることなく、永く聴けるAOR。
かれこれ、私も数十年聴いています。
お気に入りのプレイリストになること間違いなしと思いますよ♪

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目次

「Movin’ Out (Anthony’s Song)」 Billy Joel

5thアルバム「The Stranger」(1977年)に収録。

ビリー・ジョエルの特長は、ピアノです。
裏でリズムをタイトに刻みます。
それに乗る、耳心地のよい泣きのギター。
緩急ある曲調もビリー・ジョエルらしい名曲です。
AORは、たいていそうですが、この曲も独特の哀愁感を感じます。
この曲は、歌詞がそうですが、労働者階級の切なさみたいなものを歌い上げています。
この枯れた感じが、どこか切ないけれど、カッコ良い。
情景は、西海岸ではなく、ニューヨークといった感じがします。

「Georgy Porgy」 TOTO

1stアルバム「TOTO」(1978年)に収録。

数多くのアーティストがカバーしている、AOR定番中の定番。
ピアノの刻みのフェードインから静かに始まる、とてもキレイなメロディアスな1曲。
ボーカルとユニゾンのピアノに、控え気味に入るギターのカッティングがなんともおしゃれです。
特筆すべきは、曲中盤から、挿入される女性コーラスで、私は大好きです。
語るような歌い方が特長で、語尾に独特の巻き舌っぽい、息づかいが聴こえます。
そしてブレイクの後のギターソロの音色は絶品。クネクネと音色を変化させながら伸びていきます。
情景としては、都会の夜のキラキラ感。
街は、雑踏感のある上野、池袋ではなく、六本木とか、麻布のイメージが似合います。

「What You Won’t Do For Love」 Bobby Caldwell

1stアルバム「Evening Scandal」(1978年)に収録。

邦題は「風のシルエット」。
こちらも、定番中の定番。
キャッチーで覚えやすい、ブラスのイントロは誰しも一度は聴いたことがあるフレーズ。
ブラスのメロディーは、どこか切なさもありキュンとくる、素晴らしいメロディーです。
曲に乗るボビー・コールドウェルの歌声は、フィルターを通したような、すこーし、くぐもった感じのする独特な声色。
この曲は、「Aメロ」ー「Bメロ」ー「サビ」みたいな普通の曲構成ではなく、ABメロを微妙に変化をさせながらの、短めのサビ。
「サビ」は「Cメロ」のようなブレイク的な役割を、むしろ果たしています。
そして、イントロ自体を後半メインメロディーとして、再度持ってくる。
そんな一風変わった曲構成です。
これが、ボビー・コールドウェルの優しい歌声で、飽きがこない。
そして、リバーブ気味のサビのボーカルと、クリスタル感のあるエレピ。
どこから切り取ってもスゴい1曲です。

「Lowdown」 Boz Scaggs

アルバム「Silk Degrees」(1976年)に収録。

バックを務めてるメンバーが、後にTOTOを結成するに至ります。
当然、超絶テクニカルなプレーヤー達の一流演奏を堪能できる1曲。
まず、イントロのベースのスラップ奏法から、いきなりぐっときます。
その後、リズムにあわせたフルートのフレーズが、曲をいくぶん軽やかな曲調にしていきます。
どこか軽快な疾走感という感じ。
汗をかかない疾走感。
都会の夜がピッタリはまります。
ボズ・スキャッグズの声色は気張った感もなく、後半にかけては裏声をしっかり聴かせてくれます。
そして、シンセソロの音色は尖っているけれども、耳心地のよい突き抜け感。
と何から何までが、「熟しています」。

「Peg」 Steely Dan

6thアルバム「Aja 」(1977年)に収録。

AORといえば、スティーリー・ダンです。
ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの2人が異常なほどの完璧を求めたユニット。
悲しいことにウォルター・ベッカーは、2017年に死去されています。
完璧のこだわりの表れとして、とっても音質がとてもきれいで、音の粒がキラキラしています。
ドナルド・フェイゲンのボーカルは、決して前に出ておらず、すこーし、奥にいる感じ。
むしろ、コーラスが前に出てくるくらいです。
一見、普通に聴こえるこの曲のコードは、実は稀で複雑なコードで進行しています。
超一流のプレーヤー達が、それをさらりと演奏している。
そんな、奥深くて、聴きどころのある名曲です。

「I.G.Y」 Donald Fagen 

ドナルド・フェイゲンが、スティーリー・ダン解散後に出したソロアルバム、「The Nightfly」(1982年)に収録。

録音がスティーリー・ダン同様に、とても素晴らしくてとにかく、音質が良いです。
音の一粒一粒が、クリアに降ってきます。
ジェントルで、アーバンで洗練されている、そんな言葉で語り尽くされている究極のAOR。
悪い意味ではなく私は、どこか無機質さも感じます。
あまりにも超一流のテクニカルプレイと、録音も最高すぎるからでしょうか。
それとも、歌詞が近未来をモチーフにしているからでしょうか。
熱さではなくて、冷たさ。晴れではなくて、雨か曇りの摩天楼。
そんな情景が、ピッタリはまります。

「Special To Me」 Bobby Caldwell

1stアルバム「Evening Scandal」(1978年)に収録。

このアルバムがスゴいんですね、収録全曲が名曲ばかりです。
今回セレクトでは、結局2曲選んでしまいました。
ポップで軽快な、AORナンバー。
ビリー・ジョエルとは対極なんですが、この曲はどこか富裕感を感じさせます。
情景は、ラスベガスの一流ホテルの夜みたいなイメージです。
優雅さと、豪華さ。そして、煌びやかで、艶やか。
(なんだ?その情景は??ですよね、、勝手な情景でスミマセン。。)
勝手な妄想情景ですが、いずれにしても素晴らしい名曲です。

「Lucky Radio」 Samuel Purdey

「Musically Adrift」(1996年)に収録。

邦題は、「夏のハイウェイ」。
イントロの悲しげなストリングスは、夏ではなく、秋から冬を感じさせます。
ところが、曲が進むと確かに。です。
アメリカの映画に出てくる夏のハイウェイが浮かんできます。
情景は、どこまでも遠く続く、夏のハイウェイ。
多用されているエレピ、ドラムの目立ち方、少し枯れたボーカルどれをとっても、センスが抜群です。
おしゃれで、シンプルにカッコ良いAORナンバー。
一人で聴いても、大勢で聴いてもノリノリで盛り上がる1曲です。

「Never Too Much」 Luther Vandross

同題アルバム「Never Too Much」(1981年)に収録。

黒人シンガーならではの、グルーヴ感があります。
本来は、R&B、ブラックコンテンポラリーということでしょうが、ご容赦ください。
この曲も大好きなんです。流れでセレクトに入れました。
流れで聴いていくと、黒人ならではのグルーヴというのは、やはり違うことを実感します。
ギターのカッティング、ベースのうねり、ルーサー・ヴァンドロスのソウルフルな歌声というのは、これまで紹介した楽曲とは、全く違う様相です。
ドナルド・フェイゲンとは対極で、バッション、熱量が表に出てきます。
この曲も、夜のドライブにはピッタリはまる1曲です。

「Let It Go」 Pages

同題アルバム「Pages」(1978年)に収録。

他のAORアーティストと比べると、ペイジズはメジャーではないかもしれません。
中心人物2人が、バンド解散後Mr.Misterを結成し、ヒットを生むことになるのでそちらのほうが、メジャーかもしれません。
さて、この曲ですがシンセの、フェンダー・ローズの音色は、なんとも温かみがあって洒落ています。
少しかわいらしさも感じる音色で、私は、大好きです。
おしゃれ感に、少しのかわいらしさ、そして、ボーカルの声色が、透き通っています。
混ざり合いながらも、曲全体が澄んでいてキレイです。
情景は、1月の済んだ青空。
夜でもはまりますが、珍しく青空も似合う1曲。
夏ではなくて、年が明けた冬1月の乾いた澄み切った青空が情景に浮かびます。

いかがでしたでしょうか?
定番AORの続きに、流れでルーサー・ヴァンドロスを入れているのはご容赦ください。
ただプレイリストで流すには、ムード満点だとは思います♪

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